2026年10月19日、パワーソリューションズは完全子会社の株式会社エグゼクションと株式会社八興システムズを合併する方針を決議しました。エグゼクションを存続会社とする吸収合併で、八興システムズは解散する予定です。発表時点では合併契約の締結前で、効力発生日は2027年1月1日を予定しています。
合併の概要
| 親会社 | パワーソリューションズ |
|---|---|
| 存続会社 | 株式会社エグゼクション |
| 消滅会社 | 株式会社八興システムズ |
| 手法 | 完全子会社間の吸収合併 |
| 契約締結予定 | 2026年11月 |
| 効力発生日予定 | 2027年1月1日 |
| 合併対価 | 新株発行・金銭交付なし |
開示資料によると両社ともパワーソリューションズが100%保有し、インフラエンジニアリングやシステムエンジニアリングサービスを担っています。会社側は経営資源の集約、事業運営の効率化、グループとしての競争力強化を目的に挙げています。
同じ事業領域の会社を統合する際の実務
完全子会社同士の合併では親会社の持分変更や買収対価が発生しない一方、顧客契約、保守責任、技術者配置、勤怠・給与、社内システムなどの運営統合が必要です。特にITインフラの設計・構築・運用保守では、契約相手の法人名が変わることに伴う通知や契約変更の要否、障害時のエスカレーション先、案件ごとの責任者を整理しておかないと、合併後のサービス品質に影響します。
統合効果を確かめるには、法人統合の実施だけでなく、重複する管理業務の削減、技術者の稼働平準化、顧客への提供範囲、保守引継ぎの完了率など、事業運営上の指標を定めます。登記上の合併が予定どおりでも、業務・人材の統合が進んだとは限りません。
合併前に確認したいチェックリスト
- 契約上の地位・許認可・保守義務の承継と顧客への通知
- 従業員の雇用条件、就業規則、評価制度、所属移行
- システム権限、顧客データ、請求・経理処理の切替日
- 障害対応責任者、既存案件の引継ぎ、緊急連絡先
- 合併後に測定する効率・品質・顧客維持の指標
合併契約と効力発生日はいずれも発表時点で予定です。実行状況や業績への影響は後日の当事者開示で確認してください。
出典と相談先
出典:パワーソリューションズ「連結子会社間の合併に関するお知らせ」(2026年10月19日)
M&A後の統合で確認したい実務課題もご覧ください。事業再編やグループ会社統合を検討する場合はM&Aの相談窓口へご相談いただけます。


