2026年10月21日、ウェルネス・コミュニケーションズは、エス・エム・エス(SMS)のストレスチェック代行事業を承継する新設会社の全株式を取得し、その後に吸収合併する計画を発表しました。発表時点では契約締結済みですが、会社設立・株式取得・合併はこれからです。
取引は三段階で進む
| 段階 | 計画 |
|---|---|
| 事業の切り出し | SMSが新設分割で株式会社ストレスチェックを設立し、ストレスチェック代行事業を承継 |
| 株式取得 | ウェルネスが全株式100株・議決権100%を2026年12月1日に取得予定 |
| 統合 | ウェルネスを存続会社として2027年1月1日に吸収合併予定 |
取得価額は非開示です。対象事業の2026年3月期売上高は1億7,900万円と公表されていますが、これは取得価額ではありません。対象事業の主要顧客は医療機関・介護事業者で、専門人材や運営ノウハウも取引の対象として記載されています。
統合の焦点は顧客・運営体制の連続性
ウェルネスは健康管理クラウド「Growbase」や「Growbase Mentally」と対象事業を連携させ、医療・福祉領域の顧客基盤や営業・運営ノウハウを取り込む方針です。新設会社の株式を取得するだけでなく、その後すぐに吸収合併するため、契約移管、利用者への案内、担当者配置、データ管理を合併日程に合わせて設計する必要があります。
同じSMSからは、別途データヘルス事業をメドケアへ承継する発表も同日に行われています。ストレスチェック事業とデータヘルス事業では対象サービス、承継先、法的な実行方法が異なるため、案件の混同を避けてください。
買い手が実行前に確認したい項目
- 顧客契約の承継方法、顧客への告知時期、個別同意の要否
- 従業員や専門人材の移籍時期・雇用条件・担当顧客の引継ぎ
- 健康情報を含むデータの管理責任、アクセス権、システム移行計画
- 合併前後で変わる問い合わせ窓口、請求、サービス水準
取引の完了日は各段階で異なります。発表時点の予定を完了実績とみなさず、2026年12月の株式取得と2027年1月の合併は後日の開示で確認してください。
出典と相談先
出典:ウェルネス・コミュニケーションズ「ストレスチェック事業を承継する新設会社の買収及び吸収合併に関するお知らせ」(2026年10月21日)
M&A後の統合に向けた確認事項もご覧ください。事業譲渡・会社分割・株式取得の比較や承継準備はM&Aの相談窓口へご相談ください。


