ワールドとTSIホールディングスは2026年10月14日、共同持株会社を設立する経営統合契約を締結しました。両社を完全子会社とする共同株式移転を行い、新会社「インフィニティ・ユナイテッド」を設立する計画です。2027年3月1日の効力発生と東証プライム上場を予定していますが、両社の株主総会承認や関係当局の承認が前提です。
共同株式移転で上場会社を統合
計画ではワールドとTSIHDの株式をそれぞれ共同持株会社の株式に交換します。株式移転比率はワールド1株に対して新会社株1株、TSIHD1株に対して新会社株0.8株です。両社は2027年2月25日に上場廃止となり、新会社は3月1日に上場する予定です。現金による買収対価を公表した案件ではありません。
| 項目 | 発表内容 |
|---|---|
| 当事会社 | ワールド、TSIホールディングス |
| 手法 | 共同株式移転 |
| 共同持株会社 | インフィニティ・ユナイテッド |
| 移転比率 | ワールド1:TSIHD0.8 |
| 両社上場廃止予定 | 2027年2月25日 |
| 新会社設立・上場予定 | 2027年3月1日 |
両社はファッション産業で規模を生かした経営基盤をつくり、重複する投資・コストを成長投資へ振り向けることなどを目的に掲げています。統合は合意・契約の段階で、株主総会等の承認前です。
統合後の価値はコスト削減だけでなく事業連携で測る
共同持株会社の設立後には、グループ内の組織再編も予定されています。統合を実効性あるものにするには、ブランドの独自性を保つ範囲、共通化する調達・物流・デジタル機能、投資判断を担う組織を分けて設計する必要があります。統合前に削減額だけを置くと、ブランド運営に必要な機能や人材まで縮小するリスクがあります。
経営者が株式移転による統合を検討する際は、①株式移転比率と株主への説明、②承認・上場廃止・新規上場の日程、③統合後の取締役会と権限、④共通化する機能と各ブランドに残す判断権、⑤統合効果を測る売上・粗利・コスト指標を一体で整理しましょう。予定変更や承認否決に備えた代替手順も必要です。
M&Aの進め方とスケジュールでは、合意後の手続きや日程の管理を確認できます。経営統合や事業承継の相談はM&Aの相談窓口をご利用ください。
出典: ワールド・TSIホールディングスの経営統合に関する適時開示。案件の発見元: 日本M&Aセンターの速報。


