目次
資本業務提携で未上場企業支援を強化
全研本社株式会社(7371)は、コンテンツマーケティングのリーダーとして知られる企業であり、株式会社FUNDINNOとの資本業務提携を決定しました。この提携は、未上場企業向けに特化したソリューションを提供するFUNDINNOとの協力により、全国の未上場企業のマーケティング支援をさらに加速させることを目的としています。FUNDINNOは、株式投資型クラウドファンディングを提供するプラットフォームであり、未上場企業の成長をサポートするさまざまなサービスを展開しています。今回の提携により、全研本社はFUNDINNOのプラットフォームを活用し、マーケティング活動に課題を抱える企業への支援を強化する方針です。
全研本社とFUNDINNOの提携背景
全研本社は、Webメディアの運営やコンテンツマーケティングにおいて豊富な経験と実績を持ち、多くの企業のデジタル戦略を支援してきました。一方、FUNDINNOは、未上場企業が資金を調達するための革新的なプラットフォームを提供しており、クラウドファンディング市場でのプレゼンスを拡大しています。今回の提携により、全研本社はFUNDINNOの「FUNDINNO PLUS+」や「FUNDINNO MARKET」などのサービスを活用し、未上場企業の資金調達や市場参入を支援することで、企業の成長を加速させることが期待されます。
FUNDINNOの提供するソリューション
FUNDINNOは、未上場企業が資金調達を行うためのさまざまなプラットフォームを提供しています。以下は主なサービスの概要です:
- FUNDINNO: 株式投資型クラウドファンディングを提供し、個人投資家が未上場企業へ投資できる機会を創出します。
- FUNDINNO PLUS+: 大型資金調達を実現するためのプラットフォームで、企業の成長を支援します。
- FUNDINNO MARKET: 未上場企業の株式の流動性を向上させるためのセカンダリーマーケットを提供します。
これらのサービスは、未上場企業が市場での存在感を高め、より多くの投資家にアプローチするための強力なツールとなります。
提携の具体的な内容と期待される影響
今回の提携において、全研本社はFUNDINNOのプラットフォームを活用し、潜在顧客の掘り起こしや集客支援コンサルティングを行う予定です。具体的には、マーケティング活動に課題を抱える未上場企業に対し、メディア制作や運用を通じて集客を支援します。さらに、全研本社の他事業領域でもFUNDINNOとの協働を検討しており、企業の成長を多角的にサポートすることが期待されています。
株式の取得と今後の展望
全研本社は、FUNDINNOの普通株式100,000株を取得する予定であり、取得価額は100,000千円とされています。この株式取得は、両社の関係をより強固なものとし、さらなる事業展開の基盤を構築するための重要なステップとなります。今後は、2023年8月1日から本提携を基にした新たな事業が開始される予定であり、未上場企業の成長支援に向けた具体的な取り組みが期待されています。
業界動向と今後のM&Aの見通し
システム・組込ソフト開発や情報処理支援業界においては、M&Aや事業承継が活発に行われており、市場の動向を注視する必要があります。特に、デジタル化が進む中で、企業間での協力関係はますます重要となってきています。今回の全研本社とFUNDINNOの提携は、こうした業界動向を反映したものであり、今後のM&Aや提携のトレンドを象徴するものと言えるでしょう。