M&A・事業承継の無料相談はコチラ

エイベックス、LivePocket事業をKDDIに譲渡決定

エイベックス、LivePocket事業をKDDIに譲渡

エイベックスとKDDIの戦略的提携の背景

エイベックス株式会社は、音楽業界で数々のヒットを生み出してきた日本の大手エンターテインメント企業です。近年、デジタル化が進む中で、同社は新たな成長戦略として、特にデジタル領域での事業強化を図っています。そこで、同社の子会社であるエイベックス・ライヴ・クリエイティヴ(ALC)が運営する「LivePocket」事業を、通信大手のKDDI株式会社に譲渡することを決定しました。この動きは、エイベックスが中期経営計画「avax vision 2027」で掲げたビジョンと合致し、新たな市場機会を捉える一環です。

LivePocket事業の概要とその重要性

「LivePocket」は、イベント主催者が直接ユーザーにチケットを販売できるD2C(Direct to Consumer)方式の電子チケット販売プラットフォームです。近年、デジタルチケットの需要は急増しており、特にコロナ禍以降の非接触型の取引が求められる中、このようなプラットフォームの重要性が増しています。LivePocketは、システム改修や運営体制の強化が進められており、さらなる経営資源の投入が必要とされています。

通信業界におけるM&Aのトレンド

通信業界では、近年M&A(合併・買収)や事業提携が活発化しています。これにより、通信企業はコンテンツやプラットフォームを取り込み、顧客基盤を拡大しつつ、新たな収益源を確保しようとしています。KDDIはこの流れを受け、エンターテインメント分野でのサービス拡充を目指しています。エイベックスとの提携により、KDDIはデジタルチケットの分野で競争力を強化し、さらなる顧客獲得を図ると見られます。

新会社設立と株式譲渡の詳細

本取引は、ALCが新たに設立する完全子会社に対して、LPT事業に関連する資産を会社分割の方法で承継させた上で、対象会社の全株式をKDDIに譲渡する手法で行われます。新会社「LivePocket株式会社」は、2024年3月に設立される予定で、その後KDDIが全株式を取得します。このプロセスにおいて、ALCは簡易分割と略式分割を採用し、効率的に企業再編を進める計画です。

エイベックスとKDDIの今後の展望

エイベックスはこの取引を通じて、事業の選択と集中を進め、才能の育成とIP(知的財産)開発に注力する姿勢を明確にしています。一方のKDDIは、LivePocketを活用することで、より広範なエンターテインメント分野でのプレゼンスを強化し、通信事業とのシナジーを生み出すことを目指しています。このような戦略的な提携は、両企業の強みを活かし、競争力を高めるとともに、顧客に新たな価値を提供するための重要な一歩となるでしょう。

まとめ

エイベックスとKDDIの提携は、音楽業界と通信業界の垣根を超えた新たな可能性を模索する動きです。特に、デジタルチケットの市場は急速に拡大しており、両社の協力により、この分野でのリーダーシップを確立することが期待されています。今後の動向に注目が集まります。

M&A・事業承継するなら完全成功報酬制のM&A HACK

【スピード対応】【完全成功報酬】【リスクなし】のM&A HACKにお任せください。M&A HACKが選ばれる理由は大きく3つです。

  • ① 企業価値向上へのコミット
  • ② M&A負担を極限まで最小化
  • ③ 完全成功報酬でリスクなし

いかにM&Aの負担を減らし、スピード感を持ち、企業価値の向上をできるかが重要だと考えております。相談は無料のため、お気軽にご相談ください。