PORTERSは2026年9月30日、連結子会社のKIKAN flexを完全子会社化するため、同社株式を追加取得する契約を締結したと発表しました。取得前の持分はPORTERSが65%、パーソルテンプスタッフが35%です。PORTERSは21,000株を取得し、保有株式を60,000株、議決権比率を100%とする計画です。
取得価額は非開示、評価を踏まえて協議
開示資料によると、PORTERSは既に保有する39,000株に加え、21,000株を取得します。取得価額は譲渡先との合意により公表されていません。会社は、時価純資産法等による評価を踏まえ、双方で協議して決定したと説明しています。
株式譲渡契約の締結日は2026年9月30日、株式取得日は10月1日と記載されています。ただし、開示資料は取得予定日を示すもので、10月12日までに確認できる別の完了発表は見つかっていません。本記事では株式取得の完了を断定せず、発表された日程として扱います。
| 確認項目 | 開示内容 |
|---|---|
| 取得前のPORTERS保有 | 39,000株、65.0% |
| 追加取得 | 21,000株 |
| 取得後の保有予定 | 60,000株、100% |
| 取得価額 | 非開示。時価純資産法等の評価を踏まえ協議 |
| 契約締結日 | 2026年9月30日 |
| 株式取得日 | 2026年10月1日と記載。完了発表は未確認 |
人材派遣業向けシステムを機動的に運営
KIKAN flexは、人材派遣会社向け基幹システム「KIKAN flex」の開発・販売を行っています。同社は2025年10月にパーソルテンプスタッフを引受先とする第三者割当増資を実施し、共同で事業を運営してきました。PORTERSは、完全子会社としてより機動的に事業を進めることがグループの企業価値向上につながると判断したと説明しています。
少数株主を含む子会社の株式を追加取得する場合、株式数や持分比率だけでなく、価格の算定方法、契約日、実行日を照らし合わせることが重要です。特に、契約締結と株式移転の完了は別の段階です。株式譲渡の基本は株式譲渡の仕組みと事業譲渡との違いで解説しています。自社の株式譲渡や事業承継を検討している方は、M&A HACKへご相談ください。
出典
- PORTERS「連結子会社株式の追加取得による完全子会社化に関するお知らせ」(2026年9月30日、TDnet開示)
- PORTERS「IRライブラリー」
- 日本M&Aセンター「ポーターズがKIKAN flexを完全子会社化へ」(案件発見元)


