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テリロジー、インバウンドメディアIGLOOOを子会社化

テリロジーとIGLOOOの提携で進化するインバウンド戦略

テリロジーの新たな戦略的提携の背景

テリロジー株式会社は、近年のインバウンド市場の拡大を背景に、関連事業の強化を図っています。特に新型コロナウイルスの影響から回復しつつある観光業界において、訪日外国人観光客数の増加が見込まれており、政府も2030年までに訪日外国人客数を6,000万人にする目標を掲げています。このような状況を踏まえ、テリロジーは株式会社IGLOOOを子会社化することで、インバウンド市場におけるプレゼンスを強化しようとしています。テリロジーの連結子会社であるテリロジーサービスウェアは、既に「みえる通訳」などの多言語対応サービスで実績を持ち、そのノウハウをさらに活用しようとしています。

テリロジーサービスウェアの役割と強み

テリロジーサービスウェアは、2017年に設立された比較的新しい企業ですが、ビジュアルコミュニケーションとネットワークセキュリティに特化したソリューションを提供しています。特に、インバウンド市場での「旅ナカ」サービスにおいて、多言語映像通訳サービス「みえる通訳」で業界最大手の地位を築いています。このサービスは訪日外国人観光客に対して、言語の壁を越えた円滑なコミュニケーションを提供し、観光業界における顧客満足度の向上に貢献しています。その他にも、ネットワークセキュリティに関するソリューションを提供することで、企業の安全性を高める役割も担っています。

IGLOOOの事業内容とその強み

IGLOOOは、海外向けインターネットメディアの運営やコンテンツ制作を行っており、特に「VOYAPON」というインバウンドメディアを運営しています。このメディアは、欧米、中東、オーストラリア市場に向けて、高品質な多言語情報を発信しており、地域の観光資源を世界に発信するプラットフォームとして機能しています。IGLOOOの強みは、特定地域における深い市場理解と、その市場に対する的確なプロモーション戦略にあります。このようなノウハウをテリロジーが取り込むことで、より包括的なインバウンドプロモーションが可能になります。

提携によるインバウンド市場でのシナジー効果

テリロジーとIGLOOOの提携により、インバウンド市場でのシナジー効果が期待されています。具体的には、「旅マエ・旅アト」での来日・集客支援が強化されることになります。「旅マエ」とは、旅行前の計画段階でのマーケティング活動を指し、「旅アト」とは旅行後のフォローアップ活動を指します。これらの段階での顧客接点を増やすことで、地方創生や地域起こしに貢献し、観光立国としての日本の地位をさらに高める狙いがあります。また、テリロジーグループ全体としての企業価値の向上も見込まれています。

業界全体の動向と今後の展望

日本の観光業界は、新型コロナウイルスの影響で大きく落ち込んだものの、ワクチン普及や各国の旅行制限緩和により、回復の兆しを見せています。特に、インバウンド市場は政府の政策支援もあり、今後さらなる成長が期待されています。市場調査によれば、2023年から2025年にかけて、インバウンド市場は年平均5%の成長を見込んでいます。このような中で、テリロジーとIGLOOOのM&Aは、時流に乗った戦略的な動きと言えるでしょう。今後は、地方自治体との協力を深め、地域独自の観光資源を活用したプロモーション活動が重要となります。

スケジュールと今後の展開

今回のM&Aにおける契約締結日は2020年6月1日、株式譲渡及び新株引受・払込日は2020年6月5日となっています。このスケジュールに基づき、テリロジーとIGLOOOは戦略的提携を進めていく予定です。今後の展開としては、両社の持つ技術やノウハウを最大限に活用し、より効果的なインバウンドマーケティングを実現することが期待されます。さらに、観光客のニーズに応じた新たなサービス開発や、地域との連携を強化することで、持続可能な観光産業の構築を目指します。

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