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EPSホールディングス、TRSS買収で診断薬R&D強化

EPSホールディングス、TRSSを完全子会社化で業界に新たな風

医療業界におけるM&Aの動向は、今後の医療技術の進化や業界の競争力を左右する重要な要素となっています。このたび、EPSホールディングス株式会社のグループ企業である株式会社EPメディエイトが、TRSS株式会社を完全子会社化することが発表されました。この戦略的な動きは、体外診断薬の開発と申請に特化したTRSSの知見をEPSグループの広範な医療ソリューションに組み込み、さらなる成長を目指すものです。医療機器や体外診断薬の市場は急速に拡大しており、特に日本国内では約3,700億円の規模を誇ります。この動きは、業界全体のアウトソーシング化を促進し、医療関連企業にとって新たなビジネスチャンスを提供する可能性があります。

EPSホールディングスとは?その企業背景と事業展開

EPSホールディングス株式会社は、CRO(医薬品開発業務受託機関)のパイオニアとして知られ、多岐にわたる医療ソリューションを提供しています。創業以来、同社は医薬品の開発からマーケティング、コンサルテーションまでを手掛け、ビッグデータやAIを活用した新しい価値の創出にも注力しています。主な事業には、医薬品や医療機器、再生医療製品の開発支援(CRO)、治験施設支援(SMO)、営業支援(CSO)があります。また、2020年には機能性食品CROを子会社化し、サービスの幅を広げています。これにより、EPSグループは医療機器関連企業、病院、クリニック、アカデミアへの包括的なソリューションプロバイダーとしての地位を固めています。

TRSS株式会社の強みと市場における位置付け

TRSS株式会社は、2009年に創業し、体外診断薬の研究開発支援および申請コンサルタント業務を主要な事業としています。体外診断薬とは、血液や尿などの体液を用いて疾病の診断や健康状態の評価を行うための製品で、医療現場での需要が高まっています。TRSSはその分野で国内外から高い評価を受けており、特に申請業務のアウトソーシングが増加する中で、その専門的な知識とネットワークが強みとなっています。このような背景から、EPSグループとの統合によって、さらなるシナジー効果が期待されています。

体外診断薬市場の現状と成長要因

体外診断薬の市場規模は、日本国内で約3,700億円とされ、グローバル市場でも年々拡大しています。この成長を支えているのは、高齢化社会の進展による医療需要の増加と、予防医療への関心の高まりです。特に、COVID-19のパンデミックの影響で、迅速かつ正確な診断が求められるようになり、体外診断薬の重要性が再認識されています。また、技術の進化によって、より高性能で使いやすい診断薬が開発されており、これが市場の成長を加速させています。

M&Aによるシナジー効果と今後の展望

今回のM&Aによって、EPSホールディングスは、TRSSの持つ体外診断薬の開発ノウハウを活用し、業界全体のアウトソーシング化をさらに推進します。これにより、医療機器や新規医薬品に関するコンパニオン診断薬の開発支援も強化され、EPSグループにとって新たな収益源となることが期待されます。さらに、EPSグループは、顧客のニーズに応じた高付加価値のサービスを提供し、健康産業全体の発展に貢献する意向を示しています。今後、EPSグループがどのように成長し、医療業界におけるプレゼンスを拡大していくかが注目されます。

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