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AdipoSeedsが16億円調達、再生医療を加速

脂肪組織由来の革新技術で資金調達成功

再生医療の最前線を行く株式会社AdipoSeeds(東京都港区)は、第三者割当増資を通じて16億円の資金調達を実現しました。このニュースは、再生医療業界において重要な一歩を示しています。脂肪組織由来の多機能血小板「ASCL-PLC」の開発を進める同社は、慶應義塾大学のベンチャー企業として、難治性皮膚潰瘍や血小板輸血を対象にした企業治験の準備を加速させる計画です。さらに、新たな事業として多血小板血漿(PRP)療法に関連する受託事業も展開する予定です。この記事では、AdipoSeedsの取り組みと資金調達の背景、再生医療市場の動向について詳しく解説します。

資金調達の背景と引受先企業の役割

AdipoSeedsが今回の資金調達を成功させた背景には、再生医療の需要増加があります。同社の主力製品である「ASCL-PLC」は、再生医療の分野で注目を集めています。この製品は、脂肪組織由来の多機能血小板であり、再生医療の新たな可能性を切り開く技術とされています。

  • DCIパートナーズ株式会社: 経験豊富な投資会社で、医療・ヘルスケア分野に特化した投資を行っています。
  • ニッセイ・キャピタル株式会社: 日本生命グループの一部で、将来性のあるベンチャー企業への投資を積極的に進めています。
  • SMBCベンチャーキャピタル株式会社: 三井住友銀行グループの一員として、成長可能性の高い企業に資本を提供しています。
  • 株式会社Gemseki: 医薬品開発のサポートを行い、再生医療の推進に貢献しています。

再生医療市場の成長とAdipoSeedsの位置づけ

再生医療市場は、近年急速に拡大しています。市場調査によると、2025年までに再生医療市場は約380億ドルに達すると予測されており、その成長率は年平均15%に上ります。AdipoSeedsの技術は、この成長市場において重要な役割を果たす可能性があります。

再生医療は、従来の医療手法では治療が困難な疾患に対する新たな治療法を提供することが期待されています。特に、脂肪組織由来の技術は、患者自身の細胞を利用するため、拒絶反応が少なく、安全性が高い点が特徴です。

ASCL-PLCの開発と治療への期待

「ASCL-PLC」は、多機能血小板として知られ、様々な医療用途に利用可能です。特に難治性皮膚潰瘍の治療において、その効果が期待されています。皮膚潰瘍は高齢者や糖尿病患者に多く見られ、治療が難しい疾患の一つです。ASCL-PLCの開発により、これらの患者に対する新たな治療法が提供される可能性があります。

さらに、血小板輸血の分野でもASCL-PLCは注目されています。従来の血小板輸血は、ドナーからの提供に依存しており、供給不足や感染症のリスクが問題とされてきました。ASCL-PLCを利用することで、これらの問題を克服し、安全かつ安定した供給が可能になると期待されています。

新規事業としてのPRP療法の展開

AdipoSeedsは、PRP(多血小板血漿)療法に関連する受託事業も開始する計画です。PRP療法は、患者自身の血液から血小板を濃縮し、治療に利用する方法で、スポーツ選手の怪我や美容医療で人気を集めています。多血小板血漿は、成長因子が豊富で、組織の修復や再生を促進する効果があります。

AdipoSeedsは、この技術を活用し、PRP療法をさらに進化させることを目指しています。これにより、再生医療の新しい可能性が広がり、より多くの患者に高品質な治療が提供できるようになります。

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